社会がグローバル化する中で国際結婚カップルの数も増し、それに比例して離婚率も上がっています。国際結婚はそのものが人生にとっての大きな決断を要しますが、離婚もまた違う意味で大変です。
婚姻時にあった様々な手間以上に手続きが難しく、そこに心労も重なってくるために相当心を強く持つ必要があるでしょう。
離婚の理由として挙げられるものは概ね邦人同士のケースと同じですが、そこに文化や慣習の違いが複雑に絡み合い、さらに問題をこじらせてしまうというのが典型例であるように思われます。
例えば、性格の不一致、家事や仕事に対する理解、親戚関係などが上位になってくると思いますが、特に親戚関係はパートナーと日本語のみで会話されていたりすると、付き合いに悩まされることになります。
家族の概念は文化ごとに違い、日本の様に父母と子どもが家族単位とは限りません。場合によれば甥や相手の兄弟姉妹の配偶者まで家族に含まれることもあります。たとえ親戚と別居していても、パートナーの態度が常にタイの家族寄りというのはよくあることです。
また、お子さんがおられる場合、子育てについての考え方もお国柄が出てきてしまいます。夫婦間での些細な問題がこれで一気に膨らんでしまい、それらが積み重なって破局に至るケースは結構多くあります。
お子さんがいる場合の離婚の大変さは、財産分与以上のものがあります。
アメリカ人との間に生まれた子どもが、親権は日本人側にあるにも関わらず連れ去られるということが問題となったこともあります。
このように子どもに対する法律問題も、頭を悩ませることの一つです。
さらにご夫婦でビジネスをされている場合など、個人間ではどうにも解決できないようなことは、迷わず弁護士に相談した方がいいのではないでしょうか。
離婚後の経営権、地権など法務処理は個人では煩雑に過ぎます。また引き続きタイに住むのであれば配偶者ビザの切り替え等の申請も必要です。
離婚の書面上の手続きについては大使館のHPに掲載されていますので詳細は省きますが、ここにも厄介なことがあります。
一例を挙げると、婚姻届けをどちらの国で出したのかで手順が異なったりします。
可能なら誰も離婚などしたくはないものです。しかし万一そういう事態になった時は、いかにご自身の心的負担を減らせるかが非常に大切になります。
そうすることで将来をよりポジティブに描けるようになるのではないでしょうか。
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